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村木厚子様と子どもを取り巻く課題について学びました

SBIグループは子どもの虐待をなくすことを呼びかける市民運動である「オレンジリボン運動」を応援しています。

SBI新生銀行グループでは、子どもを取り巻く問題について理解を深め、意識を高めるために、毎年10月に社内向けセミナーを実施しています。
今年は、社会福祉法人全国社会福祉協議会の会長であり若草プロジェクト代表呼びかけ人である村木厚子様に「子どもたちの現状を知ろう~親ガチャって何?~」というタイトルで講演を実施していただきました。

会長・社長を初めとする役員や従業者が多く参加し、会場は満席に。
子どもの貧困について数字で現状を理解するところから始まり、子どもは親を選べない、という現実の中で起こっている問題、子どもや若者たちの声、若年女性を支援する「若草プロジェクト」の活動のご紹介、企業にできること、私たちにできること、など、限られた時間の中でとても多くのことをお話ししてくださいました。

保護されて、生まれて初めてりんごを食べた、という女の子の話をしてくださいました。

心に残ったお話を、いくつか振り返ってみます。

子どもたちは、相談したら怒られるかも、お説教されるかも、と思うと、相談できない。すぐに解決策を出そうとせず、悩みを悩みのまま聞いてほしいと思っている。

「相談する」という行動を起こせるのは、自分の現状に疑問や不満を持ち、言いづらいことを打ち明けて協力を求める、という力がある人だけ。

自立とは、依存しないことではなくて、依存できる先がたくさんあること。依存できる先がないと、薬物やアルコールに依存してしまう。

弱い立場にある子どもを企業が支援することは、子どもたちに「あの大きな企業が自分に目を留めてくれているんだ」と子どもの自信にもつながる。

子ども支援というと「辛い環境の中で頑張っている子どもを支援する」と考えがちだが、実は「環境のせいで頑張れなくなってしまっている子どもを支援する」ことも重要。

やわらかい語り口でその他にも多くの気づきを与えてくださり、参加者一同、お話に引き込まれていました。中でも村木様ご自身の経験に基づいたお話は「涙が出そうになった」と参加者が漏らすほど、心にしみる講演でした。

来月11月は、子ども家庭庁が毎年実施する「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」の月です。SBIグループの従業者も、胸にオレンジリボンをつけるなど、活動に参加しています。
講演会で得た気づきを胸に、より一層、意識を高めていきたいと思います。

今月、SBI新生銀行では、お客さまのアクションを子ども支援につなげる「ことら×サステナビリティ」プロジェクトを実施しています。以下のご案内ページもぜひご覧ください。


こちらは、SBI新生銀行グループに関する記事です

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