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森づくりボランティア活動@多摩動物公園レポート(東京都日野市)

11月23日(土)、SBI新生銀行グループ各社従業員とその家族22名が参加し、「森づくりボランティア活動」を多摩動物公園の「雑木林」(TAMAZO)ライオンの森で実施しました。
この活動は、自然や生態系の正しい知識を持った専門家(グリーンセイバー)と一緒に活動しながら、人と自然のかかわり、生物多様性などについて学ぶことができるもので、植物や動物の多様性を取り戻す雑木林の整備作業を体験して、環境保全への関心を育むことを目的にしています。

多摩動物公園の通用門から入園し、バックヤードの軒先を借りて身支度を済ませてからライオンの森へ向かいます。途中、魅力的な動物たちが気になりながらも、歩くこと15分。到着した小さな門の前にはドングリがたくさん落ちていて、ひとしきりドングリ拾いを楽しむ子どもも。その場でNPOスタッフが「ドングリの種類とどんな 動物が食べているか」を説明してくださり、森の豊かさを実感するとともにスタッフの知識の豊富さに驚きました。

ライオンの森は「展示ではない生き物」が観察できる場所として動物園にとっても重要性が高まっているというお話を聞いて作業の大切さを理解したところで、道具の使い方のレクチャーを受けて作業開始。
放っておくとあっという間に茂ってしまうアズマネザサの伐採を中心に、1年で高さ3m近くに成長するヒメコウゾの整理やエビネ、サイハイランを保護するための花壇の整備などを分担して進めました。「安全管理された環境なので、刃物を使う経験をしてみてください」というスタッフの助言もあり、子どもたちもノコギリやカマで作業をします。すぐに慣れて上手に使えるようになるのは頼もしい限りです。

ライオンの森は小さな森ですが、環境維持のためには多くの人の手が必要で、企業ボランティアも受け入れながら継続的に整備されています。1時間ほどの作業は、少しだけ「明るい森」を保つお手伝いになりました。

自然体験プログラムでは、自然物(花や葉っぱ、木の実など)を使って万華鏡を作りました。万華鏡に入れるビーズの代わりになるものを探していると、寒い季節にも森では花が咲き、さまざまな色の実がなっていることに気づきます。じっくり観察しながら必要な分だけ採取して、欲しい人がいればシェアするという光景があちこちで見られました。できあがった万華鏡をむしろ大人のほうが夢中になって覗き込んでいる様子が微笑ましかったです。

参加者からは、「自然の中での活動は最高でした」「良い経験でした」「もっとやりたかった」といったコメントが寄せられていました。

SBI新生銀行グループでは、従業員参加による環境保全活動を継続していきます。


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