業務効率化でダイバーシティ&インクルージョンを推進~D&I法人部会の取り組み
SBI新生銀行グループでは、多様な人材が自分らしく輝ける組織の実現に向け、ダイバーシティ推進室を事務局とするグループD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)委員会がグループの活動を牽引するとともに、D&Iに関する組織特有の課題についてD&I組織別部会が取り組む体制に強化され、連携を図りながら推進しています。SBI新生銀行リテール、アプラスに続き、今回は法人向けビジネス担当部署の取り組みについてご紹介します。
ミーティングでは業務量削減について活発に議論
D&I法人部会は、SBI新生銀行の法人ビジネス部署(含む新生信託銀行、新生インベストメント&ファイナンス)で構成されています。部署、役職、性別、年齢、国籍、小さな子どもがいる、介護をしているなど、メンバーのバックグラウンドや抱える事情もさまざまです。
サイト運営担当者は、2024年2月19日に実施されたD&I法人部会ミーティングにお邪魔してきました。
2023年下期よりスタートしたD&I法人部会ミーティングは今回で3回目。
今回のテーマは「業務量削減のアイディア」。参加メンバーひとりひとりが業務量に関する現状を報告すると、同じ悩みを抱える他のメンバーから続々と共感の声が。そこから「お客さまのニーズも幅広く、業務が複雑になっている。役割分担を改めて整理した方がよいのではないか」「エクセルで管理している業務もあり、システムの高度化を期待したい」などの課題が浮かび上がってきました。
続いて業務量削減のアイディアについて意見交換。「会議の運営方法や、会議資料の工夫をして資料作成の時間を短縮する」「各業務でかかっている時間を計り、フローを見直す」といったアイディアが次々と飛び出し、部やチームの中で早速やってみること、経営層に提案することなどが話し合われました。
所属組織や役職が違うメンバーの集まりでしたが、立場にかかわらず発言しやすい雰囲気が作られていて、終始フランクな雰囲気で活発なやり取りがなされていました。
ダイバーシティ&インクルージョンを推進する会議でなぜ業務量削減の話をしているのか。疑問に思ったので部会のメンバーに質問してみると、この部会に込められた思いが見えてきました。
――多様な人材がやりがいをもって働き、活躍できる組織を作りたい、という願いからD&I法人部会の活動は始まりました。そのために何が課題で、何をするのが良いか、スタッフに話を聞くと、「業務量増加に関する課題」「組織文化・コミュニケーションに関する課題」「人事制度に関する課題」など、さまざまな意見が出てきました。
その中でも法人ビジネス部署内で解決できる可能性のある課題として、「業務量削減・適正化」、「コミュニケーション強化」について、重点的に検討を行っていくことにしました。
ランチミーティングで子育て中の悩みを共有
スタッフに話を聞く中で、子育て中のメンバーの情報交換の機会不足についても問題提起があり、「子育てしながらのキャリアパス」をテーマに自由に話し合う場も設けたそうです。
――業務との両立がしやすいように「ランチミーティング」という形で実施しました。お子さんを抱えて家庭とキャリアを両立されている方から、これから子育てしながら働きたいと考える方まで、幅広いスタッフが集まりました。同じ悩みを抱えた仲間同士、気楽に話せる場となっているようで、参加スタッフからは「業務で接点のない方々とネットワーキングできてよかった」「家庭と仕事を両立するイメージがもてた」などポジティブな声がたくさんあがりました。
ランチミーティングの様子を社内情報向けサイトで発信したところ、他部署のメンバーからも共感できる旨のお声を多数いただくことができ、情報発信の重要性についても改めて認識しました。
「良い組織になったね」と言われることを目指して
D&I法人部会の今後の展望についても聞いてみました。
――この部会を、現場スタッフの声を吸い上げ、法人ビジネス組織全体として対応する仕組みとして活用していきたいです。部会は多様なメンバーで構成されているので、現場ではどのような課題があり、どのような組織にしていけばよいのか、さまざまな観点から声を集めることができます。その声を聞くだけでなく、自分たちが望む組織を作るためにきちんとアクションを起こしていきたい。良い組織になったね、と言われるよう変えていきたいです。
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